ポーカー 同じ役同士の強さ
こんにちは。Youtubeでカジノちゃんねるを運営しておりますmuuuuuuと申します。前回はノーリミット・ホールデムの役の強さについて記事を作成しました(前回の記事はこちら)が、今回はその続きとなります。テーマは、「同じ役同士だった場合、勝敗はどうやって決めるのか」です。特に、チョップという概念が登場します。こちらも、ポーカーを学んでいくうえで非常に重要になってきますので、カジノちゃんねるのサイトでもピックアップいたしました。是非、ご覧ください。
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目次
1. ハイカード同士の場合
2. ワンペア同士の場合
3. ツーペア同士の場合
4. スリー・オブ・ア・カインド同士の場合
5. ストレート同士の場合
6. フラッシュ同士の場合
7. フルハウス同士の場合
8. フォー・オブ・ア・カインド同士の場合
9. ストレート・フラッシュ同士の場合
10. まとめ
ハイカード同士の場合
ハイカード同士の強さについて、3つの例をご紹介します。上記の図のハイカードは、5枚のうち最も高い数字に因んで、それぞれ上から順に、Aハイ、Kハイ、Kハイとなります。この時点で大まかな順位が決まります。前回の記事の前提事項にあった通り、高い数字ほどポーカーは強いので、この3つの中でAハイが最も強いことがわかります。では、Kハイ同士は引き分けとなるのでしょうか。答えはNoで、ポーカーは5枚のカードを使って勝敗を決めます。Kハイ同士のカードをよく見ると、上のKハイは2番目に高い数字がJ(11)で、下のKハイは2番目に高い数字がQ(12)であることがわかります。これにより、Kハイ同士の強さは2番手争いの結果、下のKハイが強いということになります。つまり、5枚のうち、最も高い数字同士が同じであれば、2番目、3番目・・・と順にどちらが強いかを確認し、勝敗を決めるというルールになっているのです。これにより、上記3例の強さの順位は、強い順に上、下、中となるのです。
ハイカード同士のチョップ
ハイカード同士にも引き分け(チョップ)はあり得ます。数字が高い順に1番目、2番目、3番目、4番目、5番目と比較しても同じ数字であるときです(上図)。この場合、チョップになり、報酬は分割されます。
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ワンペア同士の場合
ワンペア同士の強さについて、3つの例をご紹介します。上記の図のワンペアは、ペアの数字に因んで、それぞれ上から順に、6のワンペア、Tのワンペア、Tのワンペアとなります(※T: 10を英語でTenと表記することから、10を1文字で表す際の略称)。この時点で大まかな順位が決まります。高い数字ほどポーカーは強いので、この3つの中でTのワンペアが6のワンペアよりも強いことがわかります。では、Tのワンペア同士は引き分けとなるのでしょうか。答えはNoで、ポーカーは5枚のカードを使って勝敗を決めます。Tのワンペア同士のカードをよく見ると、両者、残されたカードのうち最も高い数字のカードはAなので強さは同じで、このカードの比較では勝敗はつきません。しかし、上のTのワンペアは残されたカードのうち2番目に高い数字が6で、下のTのワンペアは9であることがわかります。これにより、Tのワンペア同士の強さは6と9の争いとなり、下のTのワンペアが強いということになります。つまり、上記3例の強さの順位は、強い順に下、中、上となるのです。
ワンペア同士のチョップ
ワンペア同士にも引き分け(チョップ)はあり得ます。数字が高い順に1番目、2番目、3番目、4番目、5番目と比較しても同じ数字であるときです(上図)。この場合、チョップになり、報酬は分割されます。
ツーペア同士の場合
ツーペア同士の強さについて、3つの例をご紹介します。上記の図のツーペアは、ペアの数字に因んで、それぞれ上から順に、JとTのツーペア、Jと6のツーペア、Jと6のツーペアとなります。この時点で大まかな順位が決まります。通常であれば、まず数字が高い組のペアで競いますが、3つともJのペアを持っているので、2つ目のペアで勝敗を決めます。高い数字ほどポーカーは強いので、この3つの中でTのペアが6のワンペアよりも強いことがわかります。では、Jと6のツーペア同士は引き分けとなるのでしょうか。答えはNoで、ポーカーは5枚のカードを使って勝敗を決めます。Jと6のツーペア同士のカードをよく見ると、上のJと6のツーペアは残された数字がTで、下の Jと6のツー ペアの残された数字がQ(12)であることがわかります。これにより、 Jと6のツー ペア同士の強さはTとQの争いとなり、下の Jと6のツー ペアが強いということになります。つまり、上記3例の強さの順位は、強い順に上、下、中となるのです。
ツーペア同士のチョップ
ツーペア同士にも引き分け(チョップ)はあり得ます。数字を比較しても同じ数字であるときです(上図)。上図で3番目のカードが同じなのは、ボードのカードということを意味しています。この場合、チョップになり、報酬は分割されます。
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スリー・オブ・ア・カインド同士の場合
スリー・オブ・ア・カインド同士の強さについて、3つの例をご紹介します。上記の図の スリー・オブ・ア・カインドは、数字に因んで、それぞれ上から順に、Jのスリー・オブ・ア・カインド、Tのスリー・オブ・ア・カインド、Tのスリー・オブ・ア・カインドとなります。この時点で大まかな順位が決まります。高い数字ほどポーカーは強いので、この3つの中でJのスリー・オブ・ア・カインドがTのスリー・オブ・ア・カインドよりも強いことがわかります。では、Tのスリー・オブ・ア・カインド同士は引き分けとなるのでしょうか。答えはNoで、ポーカーは5枚のカードを使って勝敗を決めます。Tのスリー・オブ・ア・カインド同士のカードをよく見ると、上のTのスリー・オブ・ア・カインドは残されたカードのうち高い数字がJ(11)で、下の Tのスリー・オブ・ア・カインドはQ(12)であることがわかります。これにより、 Tのスリー・オブ・ア・カインド同士の強さはJとQの争いとなり、下の Tのスリー・オブ・ア・カインドが強いということになります。つまり、上記3例の強さの順位は、強い順に上、下、中となるのです。
スリー・オブ・ア・カインド同士のチョップ
スリー・オブ・ア・カインド同士にも引き分け(チョップ)はあり得ます。数字が高い順に1番目、2番目、3番目、4番目、5番目と比較しても同じ数字であるときです(上図)。この場合、チョップになり、報酬は分割されます。
ストレート同士の場合
ストレート同士の強さについて、2つの例をご紹介します。上記の図のストレートは、数字に因んで、それぞれ上から順に、Tハイのストレート、Jハイのストレートとなります。この時点で順位が決まります。高い数字ほどポーカーは強いので、この2つの中でJハイのストレートがTハイのストレートよりも強いことがわかります。つまり、上記2例の強さの順位は、強い順に下、上となるのです。
ストレート同士のチョップ
ストレート同士にも引き分け(チョップ)はあり得ます。最も高い数字が同じである場合、自動的にチョップになり、報酬は分割されます。
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フラッシュ同士の場合
フラッシュ同士の強さについて、2つの例をご紹介します。上記の図の フラッシュは、最も高い数字に因んで、それぞれ上から順に、Aハイのフラッシュ、Kハイのフラッシュとなります。この時点で順位が決まります。高い数字ほどポーカーは強いので、AハイフラッシュがKハイフラッシュよりも強いことがわかります。つまり、上記2例の強さの順位は、強い順に上、下となるのです。
フラッシュ同士のチョップ
ノーリミットホールデムでは、最大7枚のカードから5枚を選んで強さを競うため、柄違いのフラッシュで引き分けることはあり得ません。柄が同じフラッシュでも、必ず数字が異なるので、勝敗がつきます。
フルハウス同士の場合
フルハウス同士の強さについて、3つの例をご紹介します。上記の図のフルハウスは、数字に因んで、それぞれ上から順に、Jのフルハウス、Qのフルハウス、Qのフルハウスとなります。この時点で大まかな順位が決まります。高い数字ほどポーカーは強いので、この3つの中でQのフルハウスがJのフルハウスよりも強いことがわかります。では、Qのフルハウス同士は引き分けとなるのでしょうか。答えはNoで、ポーカーは5枚のカードを使って勝敗を決めます。Qのフルハウス同士のカードをよく見ると、上のQのフルハウスのペアはTで、下のQのフルハウスのペアは6であることがわかります。それぞれ、TのQフル、6のQフルと呼びます。これにより、Qのフルハウス同士の強さはペア争いの結果、TのQフルが強いということになります。つまり、上記3例の強さの順位は、強い順に中、下、上となるのです。
フルハウス同士のチョップ
フルハウス同士にも引き分け(チョップ)はあり得ます。3枚の同じ数字と1組のペアの数字を比較しても同じ数字であるときです(上図)。この場合、チョップになり、報酬は分割されます。
フォー・オブ・ア・カインド同士の場合
フォー・オブ・ア・カインド同士の強さについて、3つの例をご紹介します。上記の図の フォー・オブ・ア・カインドは、数字に因んで、それぞれ上から順に、Jのフォー・オブ・ア・カインド、Qのフォー・オブ・ア・カインド、 Qのフォー・オブ・ア・カインドとなります。この時点で大まかな順位が決まります。高い数字ほどポーカーは強いので、この3つの中で Qのフォー・オブ・ア・カインドがJ のフォー・オブ・ア・カインドよりも強いことがわかります。では、Qのフォー・オブ・ア・カインド同士は引き分けとなるのでしょうか。答えはNoで、ポーカーは5枚のカードを使って勝敗を決めます。Qのフォー・オブ・ア・カインド同士のカードをよく見ると、上の Qのフォー・オブ・ア・カインドの残されたカードはTで、下の Qのフォー・オブ・ア・カインドは6であることがわかります。これにより、 Qのフォー・オブ・ア・カインド 同士の強さは6とTの争いとなり、上の Qのフォー・オブ・ア・カインドが強いということになります。つまり、上記3例の強さの順位は、強い順に中、下、上となるのです。
フォー・オブ・ア・カインド同士のチョップ
フォー・オブ・ア・カインド同士にも引き分け(チョップ)はあり得ます。5番目までの数字を比較しても同じ数字であるときです(上図)。この場合、チョップになり、報酬は分割されます。
ストレート・フラッシュ同士の場合
ストレート・フラッシュ同士の強さについて、2つの例をご紹介します。上記の図のストレート・フラッシュは、数字に因んで、それぞれ上から順に、Aハイのストレート・フラッシュ、Kハイのストレート・フラッシュとなります。この時点で順位が決まります。高い数字ほどポーカーは強いので、この2つの中でAハイのストレートがKハイのストレートよりも強いことがわかります。つまり、上記2例の強さの順位は、強い順に上、下となるのです。
ストレート・フラッシュ同士のチョップ
フラッシュと同様、柄違いのストレート・フラッシュで引き分けることはあり得ません。
まとめ
いかがだったでしょうか。ポーカーでは、同じ役同士の争いは頻繁に発生しうるということが分かったのではないでしょうか。役の強さとセットで、役同士間での強さも絶対に覚えてください。そして、ポーカーを長く経験していると相手と同じハンドでチョップであることに気づけます。そのとき、チョップを知らなければ、降りてしまうとポットの半分を獲得し損ねてしまうので、是非チョップという概念にも慣れてください。役の強さを覚え、楽しいポーカーライフを過ごしましょう。