テルのお勉強|ポーカーの基礎知識から応用

ポーカー 基本戦略

こんにちは。Youtubeでカジノちゃんねるを運営しておりますmuuuuuuと申します。今回は、ポーカーのノーリミット・ホールデムにおける基礎知識とその応用を紹介します。題材は「テル」です。すべてのプレイヤーには必ず癖があります。その癖を見破り、プレイに取り入れることで大きな利益に繋がる/大きな損失を防げる場合があります。今回は、そのような基礎知識を共有することを目的としております。

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目次

1. テルとは

2. テルを隠す方法

3. 相手のテルを読み取る方法

4. テルを利用したプレイ

5. テルを出さない訓練

6. リバーステルとテルの違いを見抜く方法

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テルとは

テルとは、プレイ中に現れる表情や仕草、癖のことを指します。ポーカーでは、まったく表情を変えないプレイヤーを「ポーカーフェイス」と指す言葉がありますが、テルが多いプレイヤーはポーカーフェイスとは真逆の存在であることが言えます。

国や文化によって異なるテル

テルとは、国や文化によって異なるものです。メンタリストDaiGoさんによると、表情のテルは、欧米人はおでこや目元に現れやすいですが、アジア人は口元に出やすい傾向があるそうです。これは面白い違いですね。確かに、ハリウッド映画を見ていると、Facial Expression満載ですし、困った状況で、「Shrug」をします。一方、日本人はそのような文化がなく、相対的に口元の変化が目立ちます。

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テルを隠す方法

テルが国や文化によって異なるため、テルを隠す方法も同様に異なります。幸い、トーナメントによっては、様々な装着品を付けることが可能で、それによりテルを隠すことができます。例えば、欧米人のポーカープレイヤーは、目元を隠せるキャップやシェイド(サングラスのこと)を着け、プレイすることが多いです。一方、アジア人はマスクやセーター・パーカー等の襟を立てることで口元を隠す人が多いです。私もパーカーの襟を立て口元を隠すことが多いです。このように、自分が無意識に情報を発信してしまうことを物理的にシャットアウトすることで、自分の資産を守ることができるのです。

相手のテルを読み取る方法

自分のテルを隠すことを理解したら、次は相手のテルを読み取る方法について学んでいきましょう。

観察

テルを見抜くうえで重要なことは、相手の調子がよいときと悪いときを細かく観察をすることです。それぞれの状態時に以下の項目を観察しておくとよいでしょう。

  • 肩の高さ
  • 呼吸
  • アイコンタクトの長さ
  • 表情
  • トーク

肩の高さ

肩の高さは、相手が緊張しているかどうかがわかります。追い詰められている場合、人は緊張感を持ちますので、自然と肩の高さが高くなります。これにより、相手が窮地に追いやられているのかがわかります。

呼吸

呼吸によって、相手の心理状態がわかります。呼吸が荒かったり、変則的であれば、緊張していることがわかります。逆に、呼吸がスムースであれば、落ち着いた心理状態であることがわかります。

アイコンタクトの長さ

アイコンタクトの長さは、心理状態を読む上で重要な役割を果たします。しかも、面白いことは、男女によって結果が真逆になるということです。男性は、アイコンタクトを長くするときはリラックスしているときが多く、逆に言えば、アイコンタクトが短かったり、できないときは緊張状態にあるそうです。そして、女性は、男性の逆で、緊張状態にいるときほどアイコンタクトが長くなります。ブラフキャッチをするときは、アイコンタクトをしてみると良いかもしれませんね。

表情

上記で述べたように、目元や口元に注目して、相手の心理状態を読み取りましょう。口が堅く締まっているときは、緊張していることが多いです。何かしら、嘘を隠しているかもしれません。口角が下がっているときは、追い詰められている場合に現れることが多いです。

手の動きも、非常に大切なシグナルのひとつです。困ったときに、よく手を顔や頭に当てることがありますが、プレイ中もよくこの動作をしてしまう人を見かけます。そのようなときは、強めにベットしておけば、たいていは降ろすことが可能です。また、チップシャッフルが上手くいかなかったときや、手が震えているときは精神状態が平常でないことの現れです。細かいところに注意を向けてみましょう。

トーク

トークしながらプレイする人がいますが、これもテルに繋がる場合があるので気を付けましょう。よっぽど訓練されていない限り、トークは控えたほうが良いです。例えば、トークしていた人が、ターンで急にしゃべらなくなったとしたら、追い詰められていることを意味します。トークをするなら、どんな状況でもしゃべり続けなけらばならないのです。

体が前方姿勢か後方姿勢かによって、心理状態が異なります。前方姿勢であれば、戦闘態勢ですし、後方姿勢のときはリラックスしている心理状態です。また、後方からいきなり前方姿勢になった場合は、心理状態も変わった可能性が高いです。変化するときほど、しっかりと観察しておきましょう。また、貧乏ゆすりも体のテルに含まれます。貧乏ゆすりは、欲求不満である心理状態と言われております。相手が追い詰められてる可能性があります。

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テルを利用したプレイ

以前、ポーカーYouTuberのピョコタンさんとヘッズアップした際に、テルをフル活用したので、良かったら参考にしてみてください。

テルを出さない/読み取る訓練

ここまでくると、あなたはテルの重要性を十分理解できたかと思います。次に、必要なことは、テルを見抜く/出さない訓練です。

訓練方法

具体的な訓練方法は、簡単です。日頃から人を観察し、自分の行動を意識することです。日常の大部分は、社会人であれば仕事でしょうし、学生であれば、学生生活だと思いますが、その日常生活で是非、意識してみてください。管理職であれば、部下の心理状態を読み取るのは、良いマネジメントに繋がります。サークルの後輩が、あなたに悩みを相談したいと思っているかもしれません。言葉で表現される以前に、いろんな情報を発信しているかもしれません。相手の気持ちを知ろうとすることは、ポーカーに限らず、人間関係を構築するうえでとても重要なスキルなのです。また、相手に対し無意識に不要な情報を発信していないか自分の行動を改めましょう。日頃からできなければ、ポーカーでできるわけありません。トーナメントになると1日9時間、数日拘束されるわけで、平常心を保つ訓練をしていない限り、無意識にテルを発信してしまいます。そうならないためにも、日頃から自分の行動を意識してみてください。

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リバーステルとテルの違いを見抜く方法

リバーステルとは

上級者になってくると、テルを戦略に使うプレイヤーが現れてきます。上記で説明したテルをわざと使用するのです。これを、リバーステルと言います。例えば、ナッツをもっているのに、敢えて長考し、表情を強張らせることはリバーステルになります。他にも、ブラフしてるときに、敢えて笑うのもリバーステルです。このように、リバーステルをすることで、相手に自分が都合がいいような情報を発信することができるのです。演技に近いため、リバーステルのことを、Hollywooding または、Actingと言ったりもします。

リバーステルを見抜く方法

それでは、テルとリバーステルを見抜く方法はあるのでしょうか。かなりハイレベルの読み合いになってきますが、実はあります。複数のテルの示唆する心理状態が矛盾している場合、それはリバーステルである可能性が高いです。例えば、手を顎につけた後に、それを隠すように笑ったときはリバーステルです。上記で記したように、手に顎をつけ、口元を隠す行為自体、悩んでいる心理状態だったり、自分の都合の悪い心理状態を必死で隠してる行動です。それと、リラックスな心理状態を示唆する「笑う」という行動は心理的に矛盾しているのです。百聞は一見に如かずといいますので、Charlie CarrelとPatrik Antoniusのハイステークスの一場面をご紹介します。

両者ともにとても有名なプロポーカープレイヤーですが、 Charlie Carrelの「若さ」が出てしまったのでしょう。Antoniusはそれを見破り、ヒーローコールしました。お見事です。

このように、リバーステルを見抜く方法は訓練すれば身に着けることができます。逆に言えば、1つのテルを過信することは危険です。複数の矛盾しないテルを見つけた場合、それは信ぴょう性の高いテルになるのです。

今回は、テルに関する深い話でした。心理学に興味がある方は、是非勉強してみてはいかがでしょうか。

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